父・新太郎(佐藤慶)の命令で実家に呼び出されたかおり(中山美穂)は、地元の銀行の入社試験を受ける。役所勤めの父の顔で、就職は決まったも同然。しかしかおりは「就職が決まっているので東京にいたい」と頭を下げる。一方、友子(河合美智子)は就職を諦めてアナウンサー養成講座に通うため、聡(織田裕二)の会社でアルバイトを始めた。そんな中、東京に戻ったかおりは友子や紀子(仙道敦子)とクリスマスパーティーをすることに。それぞれボーイフレンドを連れて来るのが条件で、かおりは富士男(中村繁之)を誘う。当日、まるで恋人同士のような友子と聡を見て不愉快になる。その夜、パーティーに参加できなかった紀子は、アルバイトを終えて1人淋しくアパートへの道を急いでいた。そんな紀子に、待ち伏せしていた哲夫(永瀬正敏)が声をかける。哲夫は紀子が内定を取り消された商社の人事課にいて、紀子のことが気になっている様子だった。