寺門・ルーシー・数子

『虹の屋』の宴会場を賑わす流しのフラメンコダンサー。全国各地の旅館を転々としていたがあまりの居心地の良さに5年も居座り続け、長年不在だった哲郎の部屋を勝手に使っている。口が悪く無類の酒好きで昼間から飲んでいることもしばしば。ダメな男を放っておけない質なので恋愛の失敗も多く、二度の離婚を経験している。フラメンコは完全な独学で、客のスペイン人に3回怒られたことがある。