徳永昭一

健次郎の兄。医者を志すも断念し、島を出て長い間アメリカにいたが、その後、日本国内を放浪。町子との結婚式まで家族に存在を忘れられていた。健次郎が評するに「職業は流れ者」、通称は「さすらいの男」。金にだらしなく、カッコつけでホラ吹き。女性を見たらすぐ「運命」を口にする。少年期の面白エピソードには事欠かず。 結婚式当日も会場には姿を見せず、奄美では結婚祝いに贈るのが定番だという鶏だけを置いて立ち去る。 第6週から第7週にかけて大阪へやって来るが、昭一の結婚話を本気にした青森の女性が医院に押しかけるなど、騒動が起きる。 第13週にて再登場。「競馬で大当たりしたから」とクリスマスプレゼントを大盤振る舞いしようとしたが、イブの晩にサンタクロース役に雇った知り合いの外国人と泥酔し、財布を入れたコートごと紛失。そして、クリスマス当日の朝に姿を消す(着払いで頼んでいたステレオの代金13万2千円の支払いは徳永家に押し付ける形となる)。