黒津の演出により友仁と作り上げた演技プランを壊され、途方に暮れる多家良。そんな多家良を黒津はあえて突き放し、ますます追い込まれていく多家良。その夜、多家良の部屋を訪ねた愛姫は、役作りを捨て、監督に言われたことだけをやる人形になるべきだと多家良にアドバイスをする。翌日、再び本番を迎えた多家良は、愛姫の言葉通り人形になろうと考えるが……。