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事故調

志村市の人工海岸で長田花恵(西田尚美)の9歳の長男・秀太(須田琉雅)が、突然砂浜に吸い込まれ生き埋めになるという陥没事故が発生。秀太は意識不明の重体となる。市は緊急会見を開き、事故調査委員会を設置し原因を究明すると表明する。病院へ向かった市役所広報課の黒木浩一(小澤征悦)は、花恵に水をかけられながらも深々と頭をさげる。同行していた黒木の同僚・宮前有里(平山あや)は「黒木さんはいい人ですね」と言うが、黒木は無表情のまま「行けと言われたから来た」と答えるだけだった。黒木はかつて県警捜査一課の刑事だったが、3年前のある事件により警察を辞めた。事件の闇を心に抱えた黒木を市役所職員として迎え入れたのは、市役所市民局長の佐川誠(西村雅彦)だった。 陥没事故が報道されると、広報課には市民からのクレームが殺到する。市民から絶大な支持を得ていた市長の権田邦夫(岸部一徳)の再選を危ぶむ声もあがる。そんな中、黒木は佐川とともに市長室へ呼ばれる。権田市長は、黒木にかつて県警捜査一課にいた経験を生かし、陥没事故の原因を極秘で調査するよう命じる。市の落ち度であれば、事故調査委員会の先手を打って事故原因を隠蔽しようともくろんでいたのだ。志村海岸は8年前、権田市長の肝いりで、人工砂浜やバーベキュー場などが一体となった複合施設として生まれ変わり、志村市有数の観光資源となっていた。そんな志村海岸で起きた今回の事故は、志村市の運命を左右する大事故なのだ。 早速、黒木が海岸の管理を担当する海岸治水課の日誌に目を通すと、去年だけでも海岸で穴が複数見つかっていることが判明。事故との関連を疑い関係者から話を聞くが、口をついて出て来るのは“面倒”“慣例”“想定外”という言葉ばかりだった。第1回目の事故調査委員会が4日後に決まり時間がない黒木は、情報屋の椎名圭佑(北村有起哉)に事故調査委員長・佐藤秀樹教授(堀内正美)に関する情報を探るよう依頼する。夜、黒木が帰宅すると差出人不明の封筒が届いていた。封筒の中には「陥没は事故ではない。殺人未遂だ」と書かれた手紙と砂が入っていた。さらに志村海岸の施工記録を調べると、なぜかある月のファイルだけがないことに気付く。自分たち以外にも真相を隠蔽しようとする動きがあり、一方、事故の真相をリークしようとする動きもあると察知する黒木。相反する二つの動きが黒木の周辺でうごめいていた。 第

日本語
  • Originally Aired December 27, 2015
  • Runtime 120 minutes
  • Network TV Tokyo
  • Created May 1, 2022 by
    shunsuke218
  • Modified May 1, 2022 by
    shunsuke218