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湯けむりドクター華岡万里子の温泉事件簿7,~赤い殺意~禁断の果実を抱く女~

信州奥信濃にある温泉地の渓谷で、男性の遺体が発見された。現場は常に高濃度の硫化水素が溜まっていて、うかつに立ち入ると即死の可能性がある危険な場所。そのため当初は、男性が誤って渓谷に転落し、硫化水素中毒で亡くなったと考えられたが、検死を担当した地元診療所の医師・華岡万里子(かたせ梨乃)は、遺体の状態から、男性はどこか別の場所で殺害された後、死因を偽装するためにここに運ばれたと推測する。 やがて、遺留品のバッグに入っていた名刺から、殺害されたのはフードプロデューサーの霞沢精二(川野太郎)であることが判明する。霞沢は、農家と協力して高級フルーツを生み出す「ブランドフルーツのカリスマ」として、最近マスコミにもよく取り上げられている話題の人物。遺留品のバッグからは、色もまだらで艶もないリンゴが一つだけ入っているのが発見される。 そのリンゴは村のリンゴ農家・野中武次郎(平泉成)が作った“葉とらずリンゴ”という特殊なリンゴだった。“葉とらずリンゴ”は、最後まで葉をとらずに栽培されるので味が良いが、非常に手間がかかるため、この村で栽培しているのは武次郎だけだという。武次郎は慢性心不全を患っているため、万里子も時々往診に行っており、万里子は事情を聞こうと武次郎の元を訪れる。すると、武次郎は農園で心不全の発作を起こし倒れていた。 その後、万里子の適切な処置で容態が安定した武次郎は、霞沢が畑のリンゴを全部買い取らせて欲しいと話を持ちかけて来たことを打ち明ける。霞沢から「自分ならば武次郎のリンゴを一個五千円で売ることができる」と言われたが、即座に断り、霞沢とはそれっきりだという。その翌日、武次郎の容態を心配して、東京に住む武次郎の息子の嫁・果織(野村真美)が武次郎のもとにやって来た。 一方、診療所で村長の診療にあたっていた万里子は、霞沢が武次郎のリンゴの高級ブランド化をめぐり、村長にまで掛け合っていたことを知る。霞沢は武次郎のリンゴの存在を、“この村に縁のある昔からの知り合い”に聞いたと話していたらしい。いったい誰が霞沢に話を持ちかけたのか?万里子がその謎を追おうとした矢先、今度は武次郎の畑をめぐって第二の事件が発生する。

日本語
  • Originally Aired June 1, 2014
  • Runtime 120 minutes
  • Network TV Tokyo
  • Created May 1, 2022 by
    shunsuke218
  • Modified May 1, 2022 by
    shunsuke218