出張料理人・亀崎は、漁業の街・北海道の岩内町を訪れる。 そこでは、観光施設として海岸を開発しようとする誘致派と反対派との対立が起きていた。 ある日、反対派の漁業組合長・大庭がふぐの毒をもられて死亡する。 亀崎は誘致を覆すきっかけとして、海で獲れた食材を使って“幻の干しあわび”を作ろうと奮闘する。 そんな中、元板長・三田も殺害され、捜査は難航。 誘致に反対し続ける旅館の女将・佳代が疑われるが…。