振袖のヨウ子(早川里美)を囲み、近所のウララ(楠田薫)たちが綺麗だと褒めそやす昭和22年、正月。新年の挨拶にきた朝男(前田吟)や大宗(渡辺篤史)とともに、皆で正月を迎えることのありがたみを噛みしめる。そんな時、塚田が本の増刷を提案していたと話す大宗。それを聞いたはる(藤田弓子)は、マリ子に再販するように命じる。だが、紙屋の森田(大塚周夫)はインフレにより、前と同じ金額では受けられないと言い…。