昭和21年秋。人の役に立つことに目覚めたマリ子(熊谷真実)は、はる(藤田弓子)が引き受けた裁縫の仕事など、手当たり次第に飛びつく。そんな中、空襲の時に避難してきた昌枝(中西妙子)と、その夫の森田(高原駿雄)がお礼にやってきた。近々東京に引っ越す予定の森田は、従弟も東京で出版の仕事をしていると伝えて帰っていく。数日後、朝刊には塚田から磯野姉妹宛てに、仕事の依頼をしたいという広告が載っており…。