40℃の知恵熱が出ても、マリ子(熊谷真実)は挿絵を書き上げた。早速、菊池(フランキー堺)に見せる塚田(日下武史)。着物の柄を褒める菊池に戸惑う塚田だが、柄は人の階級や年齢、好みまで表す要素だと言い、マリ子の女性ならではの視点を評価する菊池。その頃、磯野家には編集者たちが続々訪ねてきていた。その中の、毎朝新聞の記者・東郷新八郎(田中健)が客間にある琵琶を弾き出すと、マリ子は亡き父の音色と重ねて…。