棟梁(森幹太)が、乙松(吾桐芳雄)と栄一(江戸家小猫)を連れて、古びた新居の修繕にやってきた。工事の音を聞きつけた大家のウララ(楠田薫)たちは、自分の家も見てほしいと頼む。マリ子が塚田(日下武史)の元へ挿絵を持っていくと、菊池寛の作品を出来るだけたくさん読むよう言われる。細谷(下條アトム)が、菊池寛とマリ子との組み合わせを心配する中、塚田は名実ともにマリ子を新進女流挿絵家に育てることを宣言し…。