アメリカ同時多発テロの首謀者オサマ・ビンラディンとアメリカの巨大財閥ロックフェラー家との間には数奇な因縁がある。1930年代、ロックフェラー家創業の石油会社がサウジに進出すると、砂漠の国は好景気に沸き、小さな建設会社を急成長させる。ビンラディン建設。その家の17番目の息子は、アメリカを憎悪しテロリストへと変貌する。標的としたワールドトレードセンターは、ロックフェラー家が建設を推し進めたビルだった。