太平洋戦争は日米のプロパガンダ戦でもあった。アメリカはハリウッドが協力して戦場のリアルな映像で国民を戦争に駆り立てていく。日本はニュース映画を使い銃後の人々を総力戦に巻き込んでいく。またラジオ放送では「東京ローズ」と呼ばれたアナウンサーたちが敵兵の戦意喪失をねらった。戦局が進むと日本は偽りの戦果を伝えアメリカは大量殺りくを正当化していく。国民をあおり不都合な真実を伏せた日米の知られざる戦いの記録。