建国から20年以上、西側の多くの国と国交がなく「竹のカーテンで覆われた謎の国」と呼ばれてきた中国。容易に足を踏み入れることのできないその実像に迫ろうと、西側ジャーナリストたちは悪戦苦闘してきた。数千万の死者を出した大躍進政策、破壊と暴力の文化大革命、そして天安門事件。中国は外国人ジャーナリストを時に宣伝に利用し、時にその活動を厳しく制限してきた。外国人ジャーナリストと巨大国家との攻防の記録である。