弘法大師空海ゆかりの札所を巡る四国遍路は、阿波・土佐・伊予・讃岐の四国を全周する全長1400キロにも及ぶ我が国を代表する壮大な回遊型巡礼路。1200年を超えて継承され、今なお人々により継続的に行われている。地域住民の温かい「お接待」を受けながら、供養や修行のため、救いや癒しなどを求めて弘法大師の足跡を辿る四国遍路は、自分と向き合う「心の旅」であり、世界でも類を見ない巡礼文化となっている。四国遍路は2015年に日本遺産に認定されている。 そんなお遍路の旅をするのはナタリー・エモンズと日本に40年以上も住んでいるケント・ギルバート。「お接待」という独自の文化にも触れながら、阿波の国・徳島の札所を巡る。途中、鳴門鯛や徳島ラーメンなどの名物グルメも味わい、また「藍染め」を体験し、徳島の伝統文化を体感する。札所から札所へと自分の足で歩きながら、自らと向き合う「じょんのび旅」。