「古事記」の冒頭で、神々により最初に創られたと記され、「日本のはじまり」と伝えられる淡路島。天地創造の神話の舞台であり、海人たちの優れた航海術と豊かな食材で王権や都を支えてきたこの島は、2016年に「日本遺産」に認定されている。 そんな歴史と食の物語に彩られた魅力あふれる土地・淡路島を “じょんのび”な旅人、ナタリー・エモンズが訪れる。世界一の大きさを誇る“うず潮”の秘密に感嘆し、そこで育まれた絶品の鯛に舌鼓。さらに今、ある極上の食材によって、新たな食文化が花開いていることを知る。そして祭りに参加した彼女が出会ったのは…。 美しい風景の中で、悠久の歴史と新たに花開く文化を体感する。