伊坂幸太郎の小説を初連続ドラマ化。主人公・星野一彦を高良健吾、謎のヒロイン・繭美を城田優が演じる。借金のかたに連れ去られる運命の男・星野は、監視役として派遣された繭美に、5股をかけていた恋人たちに別れを告げたいと懇願する。繭美への絶対服従を条件に、星野は繭美と別れ行脚を始める。
5股を掛けていた女性との“お別れ行脚”を始めた星野(高良健吾)と繭美(城田優)は、バツイチのシングルマザー・りさ子(板谷由夏)の元へ。息子の海斗(梅垣然太)とも心を通わせていた星野は、りさ子との別れに心を痛める。そして、りさ子のために“あること”をしてあげたいと繭美に持ち掛ける。
星野(高良健吾)と繭美(城田優)の“お別れ行脚”は3人目となる。深夜のオフィス街で出会ったユミ(前田敦子)は星野との別れをあっさり受け入れ、悪態をつく繭美に対しても動じることなく、二人はペースを狂わされる。戸惑う星野に、繭美はひそかにつかんだユミの危ない“ある計画”について話し始める。
星野(高良健吾)と繭美(城田優)の“お別れ行脚”も残すところ、あと2人。星野は耳鼻科で点滴を受けている時に出会った4人目の女性、“リケジョ”の那美子(臼田あさ美)の元を訪れる。真面目な性格の那美子にも、繭美は容赦なく暴言を吐く。そんな中、那美子は自分には乳がんの疑いがあることを告白し始める。
星野(高良健吾)と繭美(城田優)の“お別れ行脚”もとうとう最後の1人となる。2人は女優の睦子(関めぐみ)の元へ。睦子は、繭美に別れを促されるも「絶対に別れるつもりはない」と毅然(きぜん)とした態度を崩さない。いら立つ繭美は強引に2人を別れさせようとする。そんな中、睦子に週刊誌の報道で不倫疑惑が持ち上がる。