急な出張で妻との約束をキャンセルして訪れた八戸。蕪島近くの浜辺で高宮進は途方に暮れていた。彼の前にはひとりの女性…。遡ること数時間前、下調べ不足で肴の仕込みに困る進に声をかけたのが、みちこだ。事情を聞いた彼女は強引に八食センターを案内。ずらりと並ぶ旬の魚介や山海の珍味に目移りする進の腕を取り、いかの塩辛やたこの白子を買わせていく。さらに浜辺へと誘うと、近くの自分のスナックで飲んでいかないかという。 ■お品書き:陸奥男山、いかの塩辛、たこの白子、ホタテの串焼き、 虎鯖棒すし