昭和17年8月、南太平洋ソロモン諸島のガダルカナル島をめぐる日本とアメリカの戦いが始まる。アメリカ軍に占領された島の飛行場を奪還するために、日本軍は3度の上陸作戦を実行するが、情報分析と計画の甘さからすべて失敗。ジャングルに撤退した日本兵は飢えとマラリアとも戦わなければならなくなる。一方アメリカでは、マンハッタン計画がスタート。副大統領にさえも秘密にされていた原爆開発計画が進められる。ヨーロッパ戦線では、ソ連のスターリングラードで最大の市街戦が行われ、ドイツ軍が敗退。また、北アフリカにまで戦線を拡大していたが、イギリス軍の反撃と、アメリカの参戦で、ドイツの快進撃は止まることになる。太平洋とヨーロッパ、ともに戦局が変わり始めていた。そんな中で国内では、国民の戦意高揚のため、「海行かば」がいたるところで歌われるようになり、「欲しがりません勝つまでは」といった標語が登場する。