オホーツク海に面する網走には四季折々の魅力があります。海の幸の宝庫でもあるその網走の街を、酒場詩人の吉田類さんがぶらり。新シリーズ『吉田類 北海道ぶらり街めぐり』が始まります。 5月。この時期、地元では「流氷明けのカニがうまい」と評判です。ふたりが訪れた日は、年に一度、一日だけの『春カニ合戦in網走』が開催されていました。春のカニを心行くまで食べようという、網走ならではのイベントです。毛ガニ1杯とドリンク飲み放題、さらにカニ料理がついて、なんと2000円!(※当日は2500円) カニのおいしさだけでなく値段にもびっくり。おなかが満たされたところで、次はガラス製品作りを体験。ガラス工房の「流氷硝子館」で作ったブレスレットは思い出のひと品になりました。昼食は4月から11月までしか営業していないというそば屋へ。石臼びきの手打ちそばは絶品で、類さんはお酒が欲しくなってしまいました。こだわりのそばと店主の人柄で心地よく酔いがまわります。知床半島を望むロケーションもまた魅力的です。 日が沈み、ふたりは名物料理を堪能しようと繁華街へ。網走産のアブラガニは炭火で軽く焼いていただきました。ふっくらした食感で、口の中いっぱいに旨味が広がります。当然、お酒も進み地元の人たちと"酒縁社会"で盛り上がります。酒場詩人の本領を発揮する、類さんの“一句”もお楽しみに!