女優志望のまみ子(大友花恋)、まみ子にぞっこんな映画監督を目指す裕司(細田佳央太)、裕二のことが好きなあつ子(はぎわらりな)とたかし(東龍美)、まみ子を好きな進(米山強)。一方通行の恋をしている5人が裕二のアパートで鍋をする。手造りの鶏つくね鍋を囲みながら交わす会話に散りばめられる「好き」の合図。それぞれの想いが交錯する中、夜も深まり、部屋に残った二人の人物はやがて見つめあい―。