依頼された役に成り切る職業、演じ屋の活躍を描く。結婚式前日に痴漢の冤罪で仕事も婚約者も失ったトモキ(磯村勇斗)は、1年半後、痴漢の被害者(伊藤萌々香)と目撃者(伊藤あさひ)が仲間だったことを知る。絶望したトモキがビルの屋上へ行くと、刃物を持った男(袴田吉彦)に襲われるアイカ(奈緒)と遭遇する。
自殺を断念し、痴漢冤罪の復讐を誓うトモキ(磯村勇斗)は、演じ屋と名乗るアイカ(奈緒)に復讐を依頼。セイル(加藤柚凪)との疑似家族を演じながら演じ屋稼業を営む英太(笠原紳司)らと共に、トモキを陥れたミユ(伊藤萌々香)、アキラ(伊藤あさひ)への復讐を実行する。二人は演じ屋の思惑通り、真実を話し始める。
アイカ(奈緒)とトモキ(磯村勇斗)は、スーパーで万引をした少年・ユウト(嶺岸煌桜)と謝罪する弘也(田中俊介)に出会う。不審に思って後をつけたアイカは、弘也がやくざの原田(白川裕二郎)への借金返済のため、恋人のリサ(島崎遥香)に危険な仕事を強要し、さらにユウトに暴力を振るっていることを知る。
宝くじのすり替えに気付いた弘也(田中俊介)は、当せん金の在りかを聞こうと演じ屋ハウスを訪れる。英太(笠原紳司)の演技もむなしく、金を隠していることが弘也にばれ、アイカ(奈緒)は金を渡す代わりにユウト(嶺岸煌桜)への暴力をやめるよう要求。しかし弘也がそれを守るとは思えず、演じ屋は策を練る。
戸村(忍成修吾)の調査をアイカ(奈緒)から個人的に依頼されたトモキ(磯村勇斗)は、ある会合に潜入する。しかし、気さくで優しい戸村から情報を得られなかったトモキに、アイカはいら立つ。そんな中、トモキは小料理店の店主・熊田(おかやまはじめ)から、亡くなった息子の面影があると言われ親しくなる。
戸村(忍成修吾)の悪事を身を持って知ったトモキ(磯村勇斗)は、アイカ(奈緒)の復讐に協力することに。一方、熊田(おかやまはじめ)が、自分の息子を死なせた加害者を、自分の店で働かせていることを知ったアイカは、犯人に恨みは無いか熊田に問う。アイカは熊田の言葉に、複雑な感情になりながらも復讐を決行する。