芸能事務所「トップワン」の社長・田代(仁科貴)は、“応援されたくないメンヘラ系アイドル”をコンセプトに、ネガティブアイドル・病んきーすを結成する。だが、人気が出ないまま2年がたち、事務所が存続の危機に陥る。田代は起死回生の策として、病んきーすをポジティブに歌って踊って応援するチアリーディング・アイドルに路線変更しようとする。
事務所倒産の危機に、田代(仁科貴)は娘の恵(桑澤菜月)が出場するチアリーディングの大会へと足を運び感激する。すぐに病んきーすのメンバーを集め、再起を懸けてチアリーディング・アイドル「SPARKS」として再出発することを提案。しかし、乗り気なのは岬(溝口恵)だけで、メンバーたちの反応はネガティブなものだった。
SPARKSにチアの経験者で、田代(仁科貴)の一人娘・恵(桑澤菜月)が、新メンバー兼コーチとして参加することになり、メンバーはチアリーディングの猛特訓を開始。しかし、これまでメンヘラ系の地下アイドルとして、ネガティブが板についた面々は、常に元気で笑顔を忘れない恵のスタイルについていけない。
SPARKSのデビューライブの日が決まり、田代(仁科貴)はケモノ系サバイバルアイドル・SAFARIのライブ会場で、告知ビラを配る仕事を取ってくる。しかし、業界で悪評高いSAFARIを知るメンバーは戦々恐々。ライブ当日、SAFARIの派手なパフォーマンスに、SPARKSはたじろぐ。そしてライブ終了後、SAFARIのある行為がきっかけで、2組はけんかになってしまう。
SPARKSがフットサルチーム・川越COLORSの専属チアリーディングに選ばれる。初顔合わせの日、SPAKRSのメンバーたちは練習の合間に集合した選手たちを一生懸命に盛り上げようとあいさつするものの、選手たちの反応が薄く、ショックを隠せない。その中でも、吐き捨てるようにため息をついてSPARKSを無視する吉田(陣内将)に、加奈恵(朝倉ふゆな)は憤る。
チアコンペティション関東大会への出場が急きょ決定し、SPARKSのメンバーは色めき立つ。彼女たちが目標に掲げる「ワールドチア大会」に出場するためには、出場実績が必要で、田代(仁科貴)が独断で出場を決めていた。しかし、大会まで数日ということもあり、メンバーは不安を覚える。さらに、迎えた本番では、大会独特の雰囲気にのまれてしまう。
SPARKSにとっての初めての大会となったチアコンペティション関東大会で、一同は緊張でミスを連発。練習の成果を発揮できず、SPARKSは悔しい思いをする。また、実力派チアチーム・スターチアーズのリーダー・峰田蘭(みるきー)は、遥(飯田來麗)の姉だと分かる。姉に対して、強いコンプレックスを持つ遥は、チアの舞台での再会に動揺を隠せない。
ファンが増え始めたSPARKSのライブ会場に、遥(飯田來麗)の元恋人・雄一(七瀬公)が乱入し、遥の恋愛事情が明るみに。そんな遥をはじめ、メンバーの危機を救ったのは、SPARKSのライバル・SAFARIだった。実は彼女たちは態度の悪さから解散の危機にひんしていたSAFARIのメンバーは、SPARKSの新メンバー募集に応募するためライブ会場を訪れていた。
SAFARIのメンバーが加わり、16人になった新生SPARKS。だが、大会に向けての特訓を始めたものの雰囲気は険悪。そんな中、見事なチームワークで下着泥棒を捕まえたことで、16人の結束力は高まり、練習にも力が入る。だが、リーダーの岬(溝口恵)が歩けないほどのけがをする。岬はムードが壊れると思い、けがの事を言いだせない。
SPARKSはいよいよワールドチア予選大会に出場する。しかし、岬(溝口恵)のけがの状態は悪く、パフォーマンス終盤は立っているのもやっとだった。笑顔で終えた岬だったが、ステージから降りると同時に立つことができずに転倒し、そのまま医務室へ運ばれる。そんな岬の根性をたたえる田代(仁科貴)の言葉に、岬は涙する。