廃部寸前だった『学園防衛部』に、アオヒーローとなった滝川雄亮(那須雄登)、ミドヒーローとなった森村直哉(藤井直樹)、そして妹の花(箭内夢菜)の3人が新たに集結。アカヒーローであり、部長の真中大成(岩﨑大昇)は、目標の5人まであと一人の部員を集めるため、バスケットボール部のエース・土門龍平(佐藤龍我)を勧誘し、「一緒に学園の平和を守ろう」と声をかける。 祖父母と暮らし、経済的に余裕のない暮らしを送る龍平は「ボランティアで人助けするほど暇じゃない」と一蹴。 そんな龍平のもとに“ヨーヨー魔人”が現れ、学園内で秘密裏に開催されていて、学園ポイントを簡単に稼ぐことができる危険なゲーム『ハイスクールヒューマンカジノ』へと誘う。 「あれが大成が言ってた“魔人”なんだとしたら、絶対ヤバいゲームだろ…」と、わかりつつも、貧しい現状から誘惑に抗えない龍平。さっそく翌朝、『報道部顧問・風見文人(長田成哉)の財布に入っているお札は1万5千円より多いか、少ないか?』という問題とともに、ゲームを開始してしまう! 運良く最初の問題に正解しポイントを稼ぐものの、それを最後に連敗を重ね、ついに残りが3ポイントに…。なんとかポイントを稼がなくては、と焦る龍平の前に再び“ヨーヨー魔人”が現れ、ゲームの継続と引き換えに龍平の「大切なモノ」を奪っていく。 その日一日、龍平の様子がおかしいと感じていた大成は、桜井一嘉(金指一世)から龍平が部活を休んでいることを聞き、その原因を探ろうと…。すると、龍平が校内の学園ポイントが少ない生徒を捕まえて、なにやら頭を下げて回っていることが判明する。 “心が優しくて力持ち”、だからこそ龍平はキヒーローにもふさわしいと信じてきた大成は、すっかり変わってしまった姿にショックを受ける。「魔人に何かされたに違いない…」――そう確信する大成に、アカレンジャーは「仲間の力を信じろ」と声をかけるのだった。 その頃、龍平には“ヨーヨー魔人”から新たな指令が下されていた。それはバスケットボールに打ち込んできた者にとっては屈辱的なもの…。そしてこの卑劣なゲームの背後には、大浦飛馬(浮所飛貴)率いる生徒会の存在があった――!