突然、病院の屋上から後ろ向きに飛び降りたヘミングウェイ(斎藤工)。身元引受人のローゼン岸本(野間口徹)と出会ったことが衝動的な行動の引き金になったのではないかと考える新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)、実は彼が入院患者で大学教授の後宮徳治郎(越村公一)の死亡事件の犯人で、良心の呵責に苛まれて自殺を図ったのではないかと疑う刑事の柴田俊哉(生瀬勝久)と野間健太(戸塚純貴)らが突然の出来事に動揺する中、ヘミングウェイは奇跡的に一命をとりとめる。 そんな中、新潟県警の捜査本部では、後宮は首を吊ったことによる窒息死で自殺と断定。しかし、胸の前で腕をクロスし、さらにその上から粘着テープでグルグル巻きにされていたため、柴田は自殺という結論に納得できず、後宮が亡くなる前日の防犯カメラの映像を調べ直すことに。すると、エレベーター内でヘミングウェイの足元を見た後宮が動揺しながら何かをつぶやいていて…。何を言っているのかわからず柴田らが混乱していると、通りかかった詠美が、後宮はロシア語で「着いたのか!?」と言っていると進言する。 一方、エレベーターで出会った後宮の態度が気になったヘミングウェイは担当医・国原栄一(船越英一郎)とともに彼の病室へ。すると、壁一面に謎の図式が書き殴られていた。ヘミングウェイは、制止する国原の言葉に聞く耳を持たず、一心不乱にその図式に何かを書き加え始めるのだが…!? その頃、県内では再び少女の失踪事件が発生。ヘミングウェイが関わっているのではないかと考えた柴田らは病院に駆けつける。しかし、彼は迎えにきたローゼンとともに退院し、NPO法人『しあわせの鐘の家』の施設に向かった後だった――。 翌日、ヘミングウェイの動画を撮影を担当する女子高生3人が施設を訪問。彼女たちから少女失踪事件の話を聞くやいなや、ヘミングウェイはスケッチブックに何かを描き始める。さらに、同じく施設にやってきた柴田らは、公安の刑事たちがヘミングウェイをマークしていることに気づくのだが…!?