消えた彼女の真実とともに彼女の足跡を追う男性の本性が明らかになっていくさまを描く。制作会社でドラマのディレクターをしている敏郎(三浦貴大)は、3年付き合った明子(剛力彩芽)にプロポーズをする。翌日、敏郎は自宅からリモート会議に参加。スタッフ一同に彼女を紹介しようと呼びに行くが姿がなかった。
明子が家を出て行った翌日も、ドラマ制作スタッフルームでは台本直しの会議が行われていた。香澄は楽器メーカーの跡取り娘「リアルお嬢様1号」の取材結果を話すが、台本を直したくない小宮はなかなか譲らない。そんな中、議題は昨日家を出て行った敏郎の彼女の話になる。「プロポーズは完璧だったし・・・もしかして、完璧すぎたのか?」と楽観的な様子の敏郎に対し心配になった香澄たちは、彼女の実家や友人に連絡してみてはなどと親身になるが、敏郎は明子の家族や友人のことを何も知らなかった・・・。内心焦りはじめた敏郎は、香澄のアドバイスで明子の職場だと聞かされていた旅行代理店へ行くが、同僚の水野まみから明子が1年前に辞めたという耳を疑うような事実を知らされる。
インスタグラムで明子らしき写真を見つけた敏郎は、コメントから手掛かりになるバーを見つける。店に向かいバーテンに明子の写真を見せるが、記憶にないと言われ手がかりは途絶えてしまう。その夜、台本直しに行き詰った脚本家の小宮が敏郎の部屋を訪ねてきて、逃げた敏郎の彼女の手掛かりがないか部屋を物色していると、インターホンが鳴り、明子の代理と名乗る見知らぬ美女が訪ねてくる。
敏郎は、明子との仲直り旅行の相談を装って再び旅行代理店を訪ねる。付き合っている時に一度も旅行に連れて行けていなかったことを悔やむが、元同僚の水野から明子が1年前にフランス旅行に行っていたことを知らされ愕然とする。スタッフルームでは香澄と助監督の川口が敏郎のインスタを発見するが、明子が残していった服やバッグの写真に未練全開コメントを付けて投稿しているのを見て驚愕していると、香澄が写真に見覚えのある人物を見つけ、何かが繋がろうとしていた。一方ドラマ撮影準備も佳境となってきた頃、制作チームに取り返しのつかない事件が起きてしまう。
スタッフルームでは、前夜に起きてしまった事件で、ドラマが制作中止の危機を迎え、主演女優もドラマを降板すると言い出し、香澄が対応に追われていた。一方、敏郎は前の晩に取材した画廊経営者の娘「リアルお嬢様3号」の取材音声を聞いていると、以前取材した「リアルお嬢様2号」を思い出す。再び聞いていると、その女性が明子であることを確信し、会社を飛び出して行くのだが・・・。
明子が寝室でキャリーバッグに急いで荷物を詰めていると敏郎が帰宅してくるが、荷造りをしていることに気づかれないよう、いつも通りに対応する。これからリモート会議があると言う敏郎は、いつになく上機嫌で、明子のぎこちない笑顔と動揺には気づかず、リビングで会議を始める。隣の部屋では、明子が昨日敏郎にプロポーズされてもらった小さな箱を手に取り、中に入っているキラキラと輝く指輪を見つめている・・・。
実家に戻った明子のもとへ、社長である母・咲子の紹介でドラマの参考用取材として、プロデューサーの香澄が訪ねてくる。今後経営に携わるかどうかは自分の能力次第と冷静に語る明子に対し、親の会社を継ぐお嬢様への偏見が見え見えの質問ばかりをしてくる香澄に、明子は顔を曇らせる。一方、咲子からは知り合いが持ってきた中条との縁談を進められる。中条は偶然にも明子が幼馴染だったこともあり、運命を感じていた。ある夜、明子のインスタグラムの投稿に見覚えのある名前からコメントされる。
実家に戻った明子もとへ、社長である母・咲子の紹介でドラマの参考用取材として、プロデューサーの香澄が訪ねてくる。今後経営に携わるかどうかは自分の能力次第と冷静に語る明子に対し、親の会社を継ぐお嬢様への偏見が見え見えの質問ばかりをしてくる香澄に、明子は顔を曇らせる。一方、咲子からは知り合いが持ってきた中条との縁談を進められる。中条は偶然にも明子が幼馴染だったこともあり、運命を感じていた。ある夜、明子のインスタグラムの投稿に見覚えのある名前からコメントされる。
急な呼び出しを受けて出社した明子を、父の愛人である成美が待ち構えていて、ドメーヌレヴェと自社の統合話を持ち掛けてきた。明子は、父とワイナリーを奪い更に母が病気の隙を狙ってやってきた成美に怒りをぶつける。その夜、脚本家の小宮が逮捕された事を伝えるため香澄が訪ねてくる。事件の対応に追われながら、他のキャストやスタッフを想う姿を見て、明子は香澄に対して心を開いていく。深夜、明子のインスタに次々と不気味なメッセージが届く。アカウントを見ると、過去に敏郎からプレゼントされた服やバッグが投稿されていた。
明子は悪夢で魘されて目を覚ます。慌てて携帯を確認するが、昨夜の不気味なメッセージは夢ではなかった・・・。明子がオフィスへ出社すると香澄が待ち構えていて、今回のドラマの監督が敏郎であることを伝え、今の敏郎は何をしでかすかわからない状態であることを告げ、隠れたほうがいいと心配するのだが、明子は気丈に対応し、直営のレストランへ向かう。そして、ワインの試飲会が行われていると、敏郎が現れる。