天才ピアニストだった亡き父・雪彦(風間杜夫)の血を引き、ピアニストを目指す雪(小泉今日子)は病気で死んだ母の遺言を胸にひとり上京し、祖父が学長の音楽大学へ向う。
特待生試験を前に雪(小泉今日子)は練習できず、やっと許可された1時間に刑事(石立鉄男)が現れた。しかし、時間を奪われ絶望する雪の前に謎の男(宇津井健)が現れ…。
東音楽大学では東家の孫娘・美津子(賀来千香子)ら令嬢グループと貧しい特待生グループは対立しており、雪(小泉今日子)の入学で大きく衝突。特待生は無期停学になり…。
コンクールに雪(小泉今日子)は闘志を燃やし、東雪の名前で申し込む。だが美津子(賀来千香子)の告げ口で東家に知られ、北海道へ帰れと命じられてしまう…。
雪(小泉今日子)が懸命に弾いた“革命”に雪雄(松村達雄)はダイナミックな演奏と拍手を送り、光三(辰巳琢郎)の猛特訓が始まった。東家は雪の実力に不安を感じ…。
雪雄(松村達雄)の誕生日に雪(小泉今日子)は見事な演奏を披露し、怒りに震える美津子(賀来千香子)たち。しかし筆跡鑑定から雪彦の楽譜は雪が書いたと判明し…。
東学長(松村達雄)は、コンクールで美津子(賀来千香子)か雪(小泉今日子)の優勝した方を光三(辰巳琢郎)と結婚させ、その二人に大学を任せると発表し、大騒ぎに。
コンクールまで10日。ミスタッチばかりの雪(小泉今日子)に、刑事(石立鉄男)は光三(辰巳琢郎)の特別レッスンを勧め、その夜、雪は光三の部屋へ駆け込んだのだが…。
鬼刑事(石立鉄男)から珍しい雪の血液型と父・雪彦のカルテを比較すると言われた雪(小泉今日子)。だが目の前で謎の男(宇津井健)がカルテを持ち去ってしまい、雪は…。
本選の課題曲は、雪(小泉今日子)の苦手なベートーベンの「熱情」。そんな雪に光三(辰巳琢郎)は猛特訓し、楽譜はアドバイスで真っ赤に。それに嫉妬した美津子は…。
ある日、雪(小泉今日子)は入院中の謎の男(宇津井健)のお見舞いに出かけ、刑事(石立鉄男)が男と話している所を目撃するのだが…。
「練習しかない」とそそのかされた雪は腱鞘炎になり、光三の介抱のお陰でなんとか出場する。一方、久之(長門裕之)と刑事(石立鉄男)は謎の男(宇津井健)と取引し…。