【探偵事務所ネメシス】。横浜のさびれたビルの2階に居を構えるこの事務所のメンバーは、天才的ヒラメキで事件を解決に導く助手の美神アンナ(広瀬すず)、一見デキル男風だが実はかなりのポンコツ探偵=風真尚希(櫻井翔)、ネメシスの社長であり探偵歴30年の大ベテラン=栗田一秋(江口洋介)の3人だ。そんなネメシスの初仕事が描かれる第1話。記念すべき依頼者第一号は、美しき医者の上原黄以子(大島優子)。「ググったら一番近かったから」というだけの理由でネメシスに駆け込んできた黄以子の依頼は、ざっと以下のようなもの――大富豪にして自分の雇い主”磯子のドンファン”=澁澤火鬼壱(伊武雅刀)の、80歳を祝うパーティーが今夜行われる。だがそのパーティーを中止しないと、火鬼壱の命の保証はないという物騒な脅迫状が届いた!――聞けば火鬼壱は莫大な資産を、自分の死後6人の恋人達に分けるという遺言書を作っていたそうで……。さすがドンファン! 初の依頼を受け、意気揚々と火鬼壱の豪邸に乗り込むネメシス3人。恋人6人が全員美女揃いというモテモテな火鬼壱に、栗田は渋い顔。だがパーティーの翌日、火鬼壱は“密室となった自室”で死体となって発見されてしまう!容疑者は依頼主の黄以子も含めたアリバイの無い7人の美女たち。そして全員に殺害の動機がある…天才助手・アンナとポンコツ探偵・風真は、初捜査にして、この難事件を解決できるのか!? そしてオープニングとラストに差し込まれる意味深な“20年前の回想”と“アンナの父親(仲村トオル)の姿”。すべての事件は、やがて、ひとつの真相にたどり着く――
”磯子のドンファン殺人事件”を見事解決し、一躍名をあげた【探偵事務所ネメシス】。天才助手=美神アンナ(広瀬すず)、ポンコツ探偵=風真尚希(櫻井翔)、社長の栗田一秋(江口洋介)の元には全国から続々と依頼が舞い込み、風真もホクホク顔だ。そんな時、おずおずと事務所のドアを叩いたのは可憐な中学生=神谷節子(田牧そら)。児童養護施設「あかぼしの家」で共に育ったたった1人の兄=神谷樹(窪塚愛流)が、1週間前から音信不通になってしまい、その行方を探してほしいと言う。早速樹の足取りをたどる3人は、ラッパーを目指していた樹がよく出入りしていたクラブ「P.O.P」へ!そこで出会ったのはフレンドリーで気のいいラッパー達。オーナーの阿久津(渡辺大知)や、スタッフの木嶋(般若)らを前に、なぜかアンナも即興でラップを披露し一同大盛り上がり!?だがそこで彼らから知らされたのは、樹が凶悪な特殊詐欺(いわゆる、振り込め詐欺)集団に関わっていたという衝撃の事実だった!ネメシスは無事、樹を見つけ出すことができるのか? 1話で依頼人として登場した黄以子(大島優子)が早くもチームネメシスの一員となり捜査に協力する他、風真とは古い付き合いらしい凄腕の道具屋=星憲章(上田竜也)も2話から登場。一人ずつ、チームネメシスの仲間が増えていくカンジはワクワクする。 しかし年中金欠の栗田が、なぜこのお金にならなそうな依頼を快く引き受けたのか?そこにはやはり“20年前の事件=アンナの父・始(仲村トオル)失踪の謎”が大きく絡んでいるようで……。そして、唐突に登場する回想シーンでは、始のかつての同僚の神田水帆(真木よう子)と、謎の美女=芽衣子(山崎紘菜)が、何者かに車で追われている様子が描かれている…。サスペンス的な展開に、謎はさらに深まっていく――。