子どもの頃からテレビドラマが大好きで脚本家を志すが、コンクールでは落選ばかり。脚本家の夢は諦め、不動産会社に就職した。部屋探しに来たシングルマザー・奈美に一目ぼれし、交際を経て結婚。妊娠中に書いた小説が新人賞を獲得、人気作家となった奈美の執筆活動を応援するうちに、忘れかけていた脚本家への夢が再燃、再びコンクールに応募するのだが、ここでも落選続き…。 しかし32歳の時、ついにコンクールで受賞! テレビ局から細々と仕事が来るようになり、脚本に専念しようと退職するが、仕事はほとんどなく、子どもたちの世話や家事を担当することになる。 5年が過ぎ、脚本家としての道は開けない…が今の生活にもなんとなく満足していた…その矢先、突然ゴールデンタイムの連ドラの仕事が舞い込む。期待に胸を膨らませて執筆を始めたものの、いきなり無理難題が山積み! 次々に降りかかる災難、好き勝手言う人々に振り回されながらも必死に執筆を続けるが…?