時は変わって江戸時代。越後屋という商家の一室で、シズ(白石聖)と母・ヤエ(黒木瞳)は、店主の仁左衛門(駿河太郎)に奉公を願い出ていた。感情のない目をしたシズの腹は膨らんでいる。面倒は見られないと断る仁左衛門だったが、ヤエは「シズは先の世で起こる凶事が分かる」と、お告げの紙を見せる。後日、お告げの通り溺死騒ぎを見た仁左衛門は、シズとヤエを越後屋に奉公させる事にする。 その後、シズのお告げを利用して越後屋は商売繁盛。シズは使用人でありながら、立派な部屋や新調した着物を与えられることになったが、何かトラウマがあるのか夜になると悲鳴を上げ苦しんでいて…。 僧侶・空元(横田栄司)の元を尋ねたヤエ。仏様が多くの人を救う為に、「件」を遣わせたのだと言う空元。シズのお腹の中にいるのは、子供ではなく、人の頭を持った牛の怪物「件」だった!?その「件」のおかげで、あらゆる災厄を、シズは予知出来るという…。 しかし、シズが私利私欲のために越後屋に使われるのを気の毒に思った空元は、浪人・中村半次郎(佐藤大樹)の元へ、ヤエを行かせる…。シズに亡き妹・咲を重ね合わせていた半次郎は、「力になろう」と引き受ける。 一方、「越後屋は侍に切り殺される」というお告げを受けていた仁左衛門。そこに、ヤエの代わりに半次郎が現れて…。 シズの不思議な力を知った半次郎は、空元とヤエの元へ。件の力で越後屋が儲けていること、さらに「お告げを受け取ったものは、一度受け取るごとに100日ずつ寿命が削られていく」という事実を知る。再び越後屋へと向かう半次郎だったが、そこでさらなる悲劇が…。 「件」は人が扱えるような代物ではないと知り、殺そうと考える半次郎。しかし、件はシズの腹の中。そこで、シズが放った衝撃の一言とは…。 ついに今夜、1話のお父さんの衝撃の遺言の理由が明らかに!!恐怖新聞は、なぜ生まれたのか??過去の恐ろしい因縁を知り、現代へのつながりが見えたとき、物語は衝撃の最終章へと突入する!!