香港に住む劉孟春は日本人を母に持つ清国(現在の中国)の貿易商の娘。平和な日々を送っていたが英国と清国の悪徳貿易商人との癒着のアヘン密輸事件に巻き込まれる。父母を殺され、自身も失明した孟春は、母の遺言を受けて晴らせぬ恨みを晴らしてくれる仕事人を求めて来日する。彼女を追ってアヘン密輸商の面々も日本に向かう。孟春は清国の舞芸団(自称で実際は日本人)に身を隠していたがアヘン密輸商の武装団に発見されてしまう。偶々、舞台鑑賞に来ていた秀(三田村邦彦)に助けられ、自分が仕事人であることを伏せて依頼の筋を孟春から聞く。