主水の釣り仲間・片山惣十郎は、貧しいながらも自らの道場を構える剣の達人。材木問屋・上州屋は、その道場を買いたいと頼み込むが、頑固な片山は大金を積まれても首を縦に振ろうとしない。上州屋は近隣の土地を手に入れ、抜け荷で儲けようと企んでいたのだ。