江戸市中では相場取引が大流行し、投機の過熱を憂慮した幕府は相場の売買を禁止することに。そんな中、船宿・たつみ屋の当主・吉兵衛は札差・阿波屋に預けていた大金を奪われ、挙句この一件を奉行所へ訴え出ようとしたために、自殺に見せかけて殺されてしまう。