神童といわれる三味線弾き木阿弥が三味線棹屋流の家元佐理衛門と弾き比べをすることになった。その木阿弥が立花藩江戸家老小野寺らの鉄砲密造の相談を小耳にはさんだ。佐理衛門の妹お千代に惚れている木阿弥は、お千代との結婚資金ほしさに小野寺らをゆすった。が、毒殺され、お千代も危ない。竜が小野寺の悪事を知る。