勘助は幼い息子を連れて江戸へ来た。母の顔を知らずに育った息子のため、新しい母親を捜すのが目的。が、田舎者扱いされ女たちに見向きもされない。そんな勘助にお葉が近づいた。お葉は盗賊の一味で、呉服屋から千両箱を盗む仕事に勘助を利用するつもり。そのころ主水は続発する同心による犯罪の調べに追われていた。