震災から2カ月がたち、神戸の街の再建設が進む一方、多くの被災者は復興から取り残されていた。心の傷に苦しむ人々に寄り添い続ける和隆(柄本佑)の前に、精神疾患を抱えた患者・心愛(清水くるみ)が現れる。診察の結果、心愛の中には複数の人格が同居していることが分かり、和隆は治療に全力を尽くす。