1995年-高校生の浩史(青木柚)は、ある日、学校で1番かわいい女の子・山村さん(玉城ティナ)から、こっそり屋上に呼び出された。もしかして…という期待が心の中でちらつきながらも、緊張の面持ちで向かうと、そこには彼女が一人で待ち構えていた。浩史を見るやいなや、彼女は「君の顔のダニを殺してあげるね」と衝撃の一言を発する…。そして、この日を境に、山村さんと浩史の奇妙な日課が始まった─。 2005年-大人になった浩史(賀来賢人)は、深夜に音楽系のチャットルームに入室するのが日々の楽しみとなっていた。目的は、“アスカ”(山本舞香)とのネット上での会話。アスカとは自然と波長が合い、彼女がオススメする曲は全てダウンロードするほど、彼女から影響を受けるようになっていた。話の流れから、直接会うことになった2人。このアスカとの出会いが、浩史の運命を大きく左右することとなる─。