正親町天皇(おおぎまちてんのう)

第106代天皇。諱は方仁(みちひと)。 帝位に就く前にまだ少女だった頃の伊呂波太夫と遭ったことがある。 端整な容姿から弟の覚恕に憎まれ嫌がらせをされているが、その心情を察し憐れんでもいるなど、帝らしい鷹揚な気性である。一方で多くの権力者の台頭と没落を見続けてきた経験から、権力闘争からは距離を置き醒めた目線で眺めている。 戦のない世を望むが、信長の動きを憂慮している。それを察知した信長に譲位を迫られるようになり、御所に密かに呼んだ光秀に対し「信長が道を間違えぬよう、しかと見届けよ」と伝える。