車いすバスケットボールを始めた中学生の海(かい)はようやく車いすで走れるようになった。しかしコントロールはまだまだで、チームメイトにまったく追いつけない。あせる海は成田に八つ当たりする。すると成田は、「車いすに力を伝えるためにはそれなりの姿勢(しせい)がある」と言い残して去っていく。成田のヒントのおかげでビリをぬけ出した海はボールを触(さわ)らせてほしいと監督(かんとく)に交渉(こうしょう)する。