パーヌルル国立公園は、赤と黒の縞模様をまとった奇岩が地平線まで連なる世界遺産だ。数億年にわたる川の流れや地殻変動、風雨の侵食がこの不思議な景観を生み出してきた。荒野を進むと幅わずか数メートルの極細の谷が姿を現し、切り立った岩壁の隙間から光が差し込む。この地は、先住民アボリジナル・ピープルが祈りを捧げてきた聖地でもある。壮大な自然と文化が重なり合う、世にも珍しい大地の物語をたどっていく。