3月8日、城島茂ら5人は荒れた土地をならして田んぼを作っていた。この場所は福島・葛尾村。5km先にある福島DASH村はまだ除染が進んでいない。そのため人は住めず農業をすることはできない。松岡は土壌改良をするため石井食堂を訪れた。石井食堂は福島DASH村から来るまで15分の場所にあり震災前までは住み込みで働いていたDASH村のスタッフだけではなく、明雄さんも週2回味噌ラーメンを食べに来ていたという。震災当時は休業していたが2011年秋には仮設住宅で営業再開。2017年に葛尾村にもどってきた。石井食堂の名物はチャーハン。DASH村の新人スタッフは必ず大盛りチャーハンを食べるという。大盛りチャーハンに使う米の量は4合。松岡は石井食堂で米の研ぎ汁と、とんかつを揚げた衣のカスをもらった。さらに畜産農家の坪井泰男さんに牛糞をいただいた。材料が集まったところで、田んぼに生えていたススキをしき、ここに牛糞、とぎ汁、油かすをまき、ウールを上に乗せ発酵させ堆肥を作った。1ヶ月半後、松岡らは堆肥をチェックした。