猫のような鳴き声からその名がついたウミネコ。春から夏にかけ、繁殖のために青森・八戸の海岸沿いの神社周辺に集結する。その数およそ3万羽。空を覆う大群を一目見ようと、多くの人がやってくる。来日した家族を連れてきた県内在住のアメリカ人。ウミネコとの会話が楽しみという男性。地元の人たちは、毎年ウミネコが帰ってくると春の訪れを感じるという。ウミネコの大群を前に、人は何を思うのか。3日間、その声に耳を傾ける。