地吹雪が吹きすさぶ青森・津軽。舞台は、雪深いこの地を走る「津軽鉄道」。珍しいストーブのある列車を目当てに来る人や、雪景色の撮影を楽しみに県外から訪れる人も。さらに地元の人たちにとっても、冬のあいだの貴重な足として使われている。まもなく東京に進学する高校3年生。何十年ぶりにふるさとに帰ってきたという男性。寒さの厳しい真冬、みんな何を思いながら、列車に揺られているのか。3日間の鉄道の旅。