8月末、長い歴史に幕を下ろした「としまえん」。そのシンボルといえる日本最古の回転木馬「カルーセル エルドラド」が舞台。アールヌーボー様式の木製の装飾が作り出す幻想的な世界。結婚前からデートのたびに乗ってきたという熟年夫婦。家族の仲がよかったころを思い出そうとする青年。ここで、亡き母に立ち直った自分の姿を見せたいという女性。回転木馬はどんな思い出を乗せてきたのか?閉園間際の3日間を見つめる。