東京の下町、合羽橋にある「道具街」が舞台。和洋中の調理器具から漆器、食品サンプルまで、食に関する道具が何でもそろう世界でも珍しい専門店街だ。包丁を吟味するプロの料理人や、独立して開業するための器具一式を買いそろえる若者の目は真剣そのもの。結婚や上京などの転機を迎えた人たちが手に取る道具の向こう側には、それぞれの人生が見えてくる。170店が並ぶ日本一の道具の街で3日間、みんなの買い物をのぞいてみた。