青い光に包まれて、全裸で寝転ぶ男たち…。寒風が吹き付ける2月の池袋。雑居ビル内の日焼けサロンでは小麦色の男たちが汗を流し、南国さながらの雰囲気だ。「日焼けは活力」「社会に反抗したかった」と、マシーンの中でじっと目を閉じる男たち。脳裏に浮かぶのは、うまくいかない仕事のこと、別れた妻のこと、先が見えない将来のこと…。ここで黒い肌を手に入れることで、人々は何をつかもうとするのか?