いてつく風が吹きすさぶ、北海道・標津町。毎年秋のサケ漁の時期になると、どこからともなく集まって来る若者たちがいる。ドレッドヘアに、大きなピアス。一風変わった外見の彼らは通称「シャケバイ」。人手不足の漁協の呼びかけに応じた、シャケ加工場のアルバイトだ。シャケバイで稼いだ資金で世界を旅するバックパッカーや、沖縄から北海道まで日本中を旅して働く季節労働者。さすらいながら働く彼らの、新しい生き方とは?