東京・高円寺。純情商店街を抜けた路地に、古めかしい木造の建物がたたずむ。深夜2時まで開く老舗の銭湯だ。お湯につかるのは工事現場帰りの労働者や、安アパートに暮らし夢を追う若者。60年間通い続ける親子に、謎の長髪男子まで…たまたま居合わせた老若男女が同じ湯で汗を流し、たわいもないことを話し、 コーヒー牛乳を一気飲み。意気投合したら、向かいの居酒屋でちょっと一杯。都会から消えつつある昔ながらの銭湯の物語。