上野・アメ横の地下に知られざる「多国籍マーケット」がある。階段を降りると漂ってくる、スパイスの香り。中国語・タガログ語・アフリカなまりの英語が飛び交い、売り場には上海ガニや食用ガエル、見たこともない野菜や魚介が並ぶ…。30年ほど前に1軒の中国食材店ができたのをきっかけに各国食材店が増え始め、今では客の9割が外国人。遠く故郷を離れて暮らす人々の胃袋を支える市場で、在日外国人たちの本音をのぞいてみた。