舞台は温泉地、別府にある“貸間”と呼ばれる宿。宿泊代は格安。かしこまった接客は無し。でも不思議な魅力が人々を引きつける。湯治客に部屋を貸したのが始まりだというが、今ではさまざまな人が訪れる。3年部屋に泊まり続ける人や、出産前に旅に来たという女性2人、1人旅をつづける男性など。また病気の湯治に訪れたという夫婦もいた。どんな思いで貸間に泊まっているのか、訪れる人の声に3日間、耳を傾けた。